価格相場
重機の買取相場一覧|最新の価格帯と高く売るコツ
重機の買取相場一覧|最新の価格帯と高く売るコツ
admin_juki

【2025年版】重機買取の価格相場を種類別に解説

日本製の重機は国内外で安定した需要があり、多くの業者が高値で買取をしています。

しかし、種類やメーカー、状態によって相場は大きく異なるため、「自分の重機はいくらで買取してもらえるのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。

本記事では、2025年最新の重機買取相場を種類別にわかりやすく解説。さらに、査定額を高くするための具体的なコツや、重機買取業者を選ぶときのポイントも紹介します。

重機の買取依頼を検討している方は、本記事を参考にして適正価格での売却を成功させましょう。

重機買取相場の基本

中古重機の買取相場は、一般的に新車価格の半額〜3分の1程度が目安とされています。

ただし、実際の査定額は一律ではなく、次の要因によって大きく変動します。

  • 年式や稼働時間:年式が新しく稼働時間が短いほど、高値がつきやすい。
  • 整備歴や修理の有無:定期メンテナンスを受けている重機は高評価。
  • メーカー:コマツやヤンマーなどの国内メーカーは、耐久性や実績で海外でも需要が高い。
  • 輸出対応:国内で値がつかない古いモデルでも、輸出業者なら高価買取されるケースがある。

このように、重機の査定額は「スペック」だけでなく「市場の需要動向」にも左右されます。

種類別の重機買取相場一覧

ここからは、代表的な重機の種類ごとに相場の目安を解説します。機種や状態によって幅はありますが、実際の買取額のイメージを掴む参考にしましょう。

ユンボ(油圧ショベル・バックホー)の買取相場【10万〜1,500万円】

ユンボ(油圧ショベル・バックホー)は、建設現場や農作業など幅広いシーンで活用される代表的な重機です。買取相場は10万円〜1,500万円と非常に幅広く、機種の大きさや稼働状況によって査定額が大きく変動します。

  • ミニユンボ(ミニバックホー):10〜300万円前後
  • 中型〜大型ショベル:300〜1,500万円程度

たとえば、ヤンマーやコマツのミニユンボは農作業や小規模工事で人気があり、相場も安定しています。さらに日立建機やコベルコの中型ショベルは、耐久性や整備性の高さから海外輸出でも高額取引されやすい傾向にあります。

ユンボは「高額査定になりやすいカテゴリー」である一方、年式や稼働時間が古くても海外市場では十分な価値を持つため、廃棄せず査定に出すのが得策です。

フォークリフトの買取相場【5万〜400万円】

フォークリフトは物流倉庫や工場で欠かせない車両で、中古市場でも安定した需要があります。買取相場は5万〜400万円程度で、動力やサイズによって大きく変わります。

  • 小型の電動式モデル:5〜50万円
  • 中型〜大型のエンジン式モデル:50〜400万円

トヨタや日産、三菱など国内大手メーカーのフォークリフトは特に人気が高く、稼働時間が短く状態の良いものは相場も高めになります。また、海外ではエンジン式モデルの需要が高いため、古い型式でも輸出を前提とする買取業者なら高く買い取ってもらえる可能性があります。

ブルドーザー・ロードローラーの買取相場【50万〜2,000万円】

ブルドーザーやロードローラーといった建設機械は、道路工事や造成工事で欠かせないため、中古市場でも相場が安定しています。買取相場は50万〜2,000万円と幅広く、機種や用途によって大きく変動します。

  • 小型ブルドーザー・ロードローラー:50〜200万円前後
  • 中型ブルドーザー・ロードローラー:200〜800万円前後
  • 大型ブルドーザーや特殊車両:1,000〜2,000万円以上

国内では最新モデルへの入れ替えサイクルが早いため、比較的短期間で中古市場に出回ります。一方、海外市場では「中古でも十分使える」とされるため、特に大型のブルドーザーは高値で取引されやすいのが特徴です。

古い型式でも部品取りや再整備目的で需要があるため、廃棄処分する前に査定を依頼してみましょう。

トラックや農機具の買取相場【30万〜1,000万円】

トラックや農機具は、建設業や農業など幅広い分野で利用されるため流通量が多く、需要も安定しています。買取相場は30万〜1,000万円程度とカテゴリーごとに幅があります。

  • ダンプトラック・大型トラック:200〜1,000万円程度
  • 中型・小型トラック:100〜400万円前後
  • 農機具(トラクターなど):30〜300万円程度

トラックは特に「走行距離」「年式」「積載量」によって査定額が変動します。ダンプや大型車両は海外需要が高いため、国内で買い手がつかない古いモデルでも輸出ルートを持つ買取業者なら高額査定が期待できます。

一方、農機具は小規模農家の減少で国内需要が落ち込む一方、東南アジアやアフリカでは人気があり、輸出ルートを持つ買取業者を選ぶことで高価売却につながりやすいのが特徴です。

査定額を高くするための方法

重機をできるだけ高く売却するためには、相場を知るだけでなく査定時の工夫も欠かせません。同じ重機でも「状態」「売り方」「依頼する業者」によって査定額が大きく変わります。

ここでは、査定額を高くするための実践的な方法を紹介します。

清掃・点検を行ってから査定に出す

第一印象は査定額に直結します。外観が汚れていると「整備不足」「管理が行き届いていない」と判断され、マイナス査定につながりかねません。

事前に簡単な清掃を行い、オイル漏れやバッテリーなど基本的な点検を済ませておくことで「すぐに使える重機」と評価されやすくなります。特にユンボやフォークリフトなどは、整備状態の良し悪しが海外需要にも影響するため、最低限のメンテナンスをしてから査定を依頼しましょう。

付属品・アタッチメントをまとめて依頼する

重機の買取では、本体だけでなくアタッチメントや付属品も評価の対象です。たとえばユンボであればバケットやブレーカー、フォークリフトならフォークやアタッチメント付きモデルなど、オプション装備があると査定額が上がりやすい傾向があります。

別々に売却すると価値が下がる場合もあるため、可能な限りまとめて査定に出すのがポイントです。業者にとっては再販や輸出時に付加価値が高まるため、「一式揃っている個体」と評価されやすく、高価買取につながります。

複数の重機買取業者を比較する

重機の査定額は買取業者によって大きく異なり、同じユンボやトラックでも、ある業者では200万円、別の業者では350万円といった差が出ることも珍しくありません。これは、各業者が持つ販売ルート(国内販売か海外輸出か)や、在庫状況・得意分野が異なるためです。

したがって、1社だけに依頼するのではなく、必ず複数業者に査定を依頼しましょう。各業者の査定額を比較すれば自ずと相場もわかりますし、信頼できる買取業者を選びやすくなります。

重機買取業者の選び方

重機の買取業者を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 実績豊富:過去の取引台数や買取事例を確認できる業者を選ぶ。
  • 全国対応:地方や遠方でも出張査定・引き取りが可能な業者なら依頼しやすい。
  • 無料査定:出張費や査定料がかからないか必ず確認する。
  • 古物商許可証の届出あり:適法な取引を行うために必要な許可。
  • 海外販路あり:輸出ルートを持つ業者は古い型式でも高く買い取れる可能性が高い。

これらを踏まえて選べば、トラブル防止や高額売却につながり、安心して取引できます。

売るタイミングを見極める

重機の査定額は「需要期」によって変動します。たとえば建設需要が増える春〜夏や、年度末の予算消化時期は重機の取引が活発になるため、相場も上がる傾向があります。

逆に需要が落ち着く5~6月は相場が下がるため、売却を急がない場合はタイミングを見計らうのも有効です。また、モデルチェンジ前に売却すると、新型重機の登場による相場下落を避けられます。

まとめ

重機の買取相場は、種類やメーカー、状態によって大きく変動します。ユンボやフォークリフト、ブルドーザー、トラックや農機具など、それぞれのカテゴリーに相場の目安があり、特に海外需要が強い機種は古くても高額査定が期待できます。

高く売るためには、

  • 清掃・点検をしてから査定に出す
  • 付属品やアタッチメントをまとめて依頼する
  • 複数業者の無料査定を比較する
  • 実績や許可を確認して信頼できる業者を選ぶ
  • 需要期を狙って売却する

といった工夫が効果的です。

最終的に、「相場を理解して複数業者を比較する」ことが高価売却の近道です。適切な準備と戦略で、大切な重機を納得のいく価格で手放しましょう。

記事URLをコピーしました